はじめに:当ブログのガジェットレビュー方針について
こんにちは!OFF TIME Sandboxの管理人です!
自分は何かものを買う前に必ずレビューサイトやブログ、レビュー動画などを参照するようにしています。しかし、意外と参考になるレビューって少ないなと感じていました。巷のガジェットレビューでよく見かける「クリック感がいい」「手に馴染んで持ちやすい」といった感想。でも、それって結局のところ「そのレビューを書いた人の感覚」でしかありませんよね。もちろん感覚的なものでしかない要素もありますが、できる限り定量的に評価できそうな要素があればその部分だけでもなんとか定量的に評価する必要があると考えています。
当ブログ「OFF TIME Sandbox(大人の実験場)」では、そういった曖昧な感覚や、公式スペックの羅列だけのレビューは行いません。今後のガジェットレビューにおける絶対的なルール、それは「応用数学・人間工学的な視点から、できる限り定量的に評価(実験)すること」です。
「自分の手の長さが〇cmだから、このサイズが合う」
「角度が〇度だから、手首の疲労が軽減される」
「この指標がこの値だから、オススメ!」
このように、ネット通販特有の「自分の体格に合うか不安…」と迷っている方が、具体的な数値を見て「自分にはこれだ!」と確信できるような、泥臭い実測データに基づいたレビューを発信していきたいと考えています。
記念すべき第1回は、Logicoolの定番マウス「Signature Plus M750」を、私の実測データ(手首から中指の付け根までの長さ(以下掌長と表記:約10cm)人差し指:約6.5cm / 中指:約7.0cm)をもとに解剖します。マウスを選ぶときに一番重要視している要素が「長時間利用した際の疲労度合い」になります。

M750とは:基本スペックのおさらい
定量評価に入る前に、M750がどんなマウスなのかを簡単に整理しておきます。
– 接続方式:Bluetooth Low Energy / 2.4GHz(付属のLogi Boltレシーバー使用)に対応し、Easy Switchボタンで最大3台のデバイスを切り替え可能
– ボタン数:6ボタン
– DPI:LogiOptions+使用時で最大4000DPIまで調整可能
– 静音性:独自技術「SilentTouch」により、クリック音を従来比90%低減
– スクロール:1行ずつの精密スクロールと、勢いよく回した際の高速スクロールを自動で切り替える「SmartWheel」を搭載
– 電池持続時間:単3電池1本で、Logi Bolt接続時は最大24ヶ月、Bluetooth接続時は最大20ヶ月
– サイズ展開:レギュラー(S/Mサイズ向け)と、一回り大きい上位モデル「M750 L」の2展開
スペック表だけを見ると、正直「どのマウスも似たようなことが書いてある」と感じる方も多いと思います。実際、自分もこのスペック表だけでは購入を決められませんでした。本当に知りたいのは「このスペックが、自分の手にとって具体的にどう作用するのか」という点です。ここから先は、その部分を実測データで埋めていきます。
Sandbox流・マウス疲労の3原則
人間工学の観点から見ると、マウス操作で手が疲れる原因は主に以下の3つに集約されます。
1. 高さによる「手首の背屈」:マウスが高すぎると手首が上へ反り返り、前腕の筋肉に常時負担がかかる。専門用語で「手関節の背屈」と呼ばれる現象です。手首が上にそりあがる角度が15〜20度を超えると、手首のトンネル(手根管)が圧迫され、前腕の筋肉(指を持ち上げる筋肉)が常に緊張状態になってしまいます。
2. 移動量と重量の負荷:本体の重さとカーソル感度(DPI)の不整合により、腕の動き(すなわち運動エネルギー)が増える。
3. クリック位置と「てこの原理」:ボタンの根元側を押してしまうと、必要なクリック圧が大きくなり指の腱を痛める。マウスのクリックボタンは「てこの原理」で機能しています。ボタンの根元(支点)に近いほどクリックは重く、ボタンの先端(力点)に近いほど軽くなります。つまり、「指が短く、ボタンの手前側を押してしまう人」は、毎回無駄な力(クリック圧)を強いられて疲労する可能性が高いです。
M750を実測データで検証する
【検証①:高さと手首の角度】 M750の全高は38.8mm。中指7.0cmの手で被せるように握った際、手首が自然な傾斜(反り返りが少ない状態)を維持できました。前腕の筋肉が引っ張られる感覚がなく、長時間の作業でも疲労が溜まりにくい設計です。

【検証②:移動量と重量】 本体重量は電池込みで約101g。超軽量モデルではありませんが、高精度のSmartWheelとDPI調整機能のおかげで、最小限の手首の振りで狙った位置にカーソルを合わせられます。(軽くしたいなら有線のマウスにすればいいのに…という話なのですが、出先でも使えるという条件がありましたのでワイヤレスを選択しています…)
【検証③:指の長さとクリック位置】 マウスのボタンは「てこの原理」で動いており、先端に近いほど軽い力で押せます。実はマウスのクリックを感知する部分は先端から1.5cmから2cmほど手前に配置されており、上の板の部分(指が置かれている部分)から突起が出ており、その突起の先で検知部分を押すという仕組みになっているんです。


この黒いマウスは昔使っていた、壊れたマウスであるlogi M325というマウスだったと記憶しております。
人差し指6.5cm / 中指7.0cmで握ると、指先がちょうどボタンの最も軽く押せるポジション(先端から約1.0cm~1.5cmの位置)に着地しました。無駄な握力を使わずに軽快なクリックが可能です。

結論:手のサイズによる選び方の最適解
実測データから導き出した結論として、「人差し指6.5cm / 中指7.0cm前後」の手のサイズの方には、M750(レギュラーサイズ)がジャストフィットします。
もし中指の長さが8.0cm以上ある方の場合は、レギュラーサイズだと指が余り、写真から分かるようにボタンの先端を通り越してしまう可能性があるため、ワンサイズ上の「M750 L」を選ぶのが正解です。
次はCIOのモバイルバッテリーについて取り扱っていきます!最後まで読んでいただきありがとうございました!


コメント