結論:走破性と快適性は期待以上、ただし「体力配分」の見極めが鍵
ついに念願のBreezer Radar Xで初ライドへ行ってきました。結論から言うと、極太タイヤと幅広ハンドルによる走破性・快適性は期待以上でしたが、その一方で「体力配分」と「変速メンテナンス」という2つの実践的な課題も見えてきました。今回は、実際に長距離を走って分かった「カタログスペックでは分からないリアルな感想」を、メリットから注意点まで包み隠さずレビューします。
今回のライドの目的地は「味の素ナショナルトレーニングセンター」。自宅の拠点からは片道約20kmの道のりでした。
道中、普段は電車で通り過ぎるだけの池袋を自転車で走り抜けたのですが、これが全く違う街に見えて新鮮でした。歩行者として歩いているときは人の流ればかりを意識するのに、車道の上にいると今度は「車」の存在感の方が圧倒的に大きくなる。同じ場所のはずなのに、意識するものが変わるだけでこんなに景色の見え方が変わるんだ、というのは自転車ならではの発見でした。

まずは、この自転車のポテンシャルを肌で感じた最高のポイントです。
– パンクの心配がほぼゼロ:悪路でも気にせず突っ込める極太タイヤのおかげで、ライド中の精神的ストレスが全くありませんでした。
– 50cm超えの極太ハンドルによる安定感:通常42cm程度のドロップハンドルに対し、この規格外の幅広さにより、段差や揺れる道でのコントロール性が抜群です。
– 多彩な姿勢で疲労軽減:ドロップハンドルの恩恵でポジションを細かく変えられるため、長時間のライドでも上半身がかなり楽でした。
実走して分かったリアルな「注意点」
一方で、長距離や坂道を走るからこそ見えてきた「乗り手が工夫すべき課題」もありました。
– ブロックタイヤによるエネルギーロス:走破性が高い反面、路面抵抗が大きく足への負荷は想像以上です。アップダウンの多いルートでは、「帰りの体力」をしっかり残しておくペース配分が必須です。
– 変速のズレとツール携帯のすすめ:長時間走っていると、徐々に変速機にズレが生じました。放置するとフロントチェーンが脱落する危険もあるため、簡単な調整用ツールを常に持ち運ぶことを強くおすすめします。実際に自分はこのライドで二度チェーンが外れ、その場で調整しなければいけない状態になりました……。

タイヤ選びの原点:憧れていた「太いスリックタイヤ」というスタイル
実は、この「ブロックタイヤ由来の転がり抵抗」を身をもって体感したことで、以前からうっすら温めていた構想が確信に変わりました。
きっかけは、スウェーデンかノルウェー在住の海外インスタグラマー(確かMartin Kjellmarさんだったと思います)の投稿です。彼はVelo Orangeの「Chessie」というモデルに、Schwalbe G-One Speedの60mmという規格外に太いスリックタイヤを履かせて、颯爽と道路を走っていました。走りのスタイルはもちろん、着ているウェアまで含めて「かっこいい」と憧れていたんです。
Velo Orange Chessieは、Radar Xと同じく「太いタイヤを履かせられる、質実剛健な万能バイク」というコンセプトを持つモデルです(アルミフレームでタイヤクリアランスは700×50mmまでなので、クロモリでMTBタイヤ域まで許容するRadar Xの方がさらに一歩踏み込んだ設計ですが、方向性はかなり近いと思っています)。だからこそ「自分のRadar Xでも似たようなことができるはずだ」という期待が湧いています。
「見た目としての憧れ」だった構想と、「今回の実走で味わった、ブロックタイヤ由来の転がり抵抗の重さ」という実体験が、ここで初めて自分の中で結びつきました。次のタイヤ選びでは、Schwalbe G-One Speedのような太めのスリックタイヤ・カーボンホイールへの換装を本気で検討してみようと思います。
次なる実験(カスタム)構想
今回、車体とは別の大きな気づきがありました。それは「ショルダーバッグはずり落ちてきて漕ぎにくい」という点です。
Breezer Radar Xのフロントフォークには、積載用の穴(ダボ穴)が豊富に用意されています。次回はここを活用して、体に荷物を背負わない快適なバイクパッキングスタイルを試してみたいと思います。
まとめ
– 極太タイヤと幅広ハンドルによる走破性・安定感は期待以上
– 一方で「体力配分」と「変速の調整ツール携帯」という2つの実践的な注意点が判明
– ブロックタイヤの転がり抵抗を実感したことで、太めのスリックタイヤ・カーボンホイールへの換装構想が固まった
– 次回はダボ穴を活用したバイクパッキングスタイルに挑戦予定
次の記事では、一度自転車の話題から離れ、自分が持っているPC周りのガジェットについて取り上げようと思います!


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